2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月31日「今日の模擬試験」配信分メッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「公訴の時効」★★★ ◇刑の時効期間と公訴の時効期間は同じである(×) →刑の時効期間は公訴時効に比べて、時効期間は長い。これは、確定した裁判に対するものであるから当然である。 ◇公訴時効の期間は、死刑に当たる罪については25…

3月30日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「公訴の時効」★★★ ◇罪を犯しても公訴の時効が完成すれば、たとえ逮捕され起訴されても裁判では免訴の言い渡しを受け、刑罰を受けることはない(○) →公訴時効が完成すれば公訴権が消滅し公訴提起はできない。仮に公訴提起したとし…

3月28日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(7) 〈1〉共同正犯★★★ ◇共同正犯における行為者相互の意思の連絡は、言語・文書等によって打ち合わせる明示的なものでなくてはならない(×) →共同実行の意思は、必ずしも明示的方法によって発生したものであることを要せず、行為者相互…

3月27日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉「微罪処分」★ ◇微罪処分とは、被害僅少かつ犯情軽微な財産犯などで、被害の回復が行われ、被害者が処罰を希望せず、かつ素行不良でない者の偶発的犯行で再犯の虞のないものなどの事件につき、検事正がその検察庁の管轄区域の司…

3月26日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「被疑者の勾留」★★★ ◇「罪証隠滅の相当な理由」の「罪証」とは、人証・物証・書証のすべてを含む(○) ◇「隠滅」とは、証拠の毀損・偽造等のほか、証人への偽証等の働きかけ、共犯者と虚偽供述をする通謀などをいう(○) ◇「罪証隠…

3月25日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「被疑者の勾留」★★★ ◇勾留の実質的要件は、被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があり、(1)定まった住居を有しないこと、(2)罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由のあること、(3)逃亡し又は逃亡すると疑うに足り…

3月24日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。 ◎お詫びと訂正 昨日配信しました、 ◇逮捕事実に、勾留請求時までに判明した余罪の事実を付加して勾留請求することはできない(○) →×に訂正します。ご迷惑お掛けしました。 →逮捕事実に別の事実を加えて勾留請求することも差し支えなく…

3月23日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「被疑者の勾留」★★★ ◇被疑者の勾留期間は、裁判官が勾留状を発したときから10日間である(×) →被疑者の勾留期間の起算日は、検察官が「勾留の請求をした日」(刑訴法208条)である ◇少年の被疑者事件においては、やむを得ない場合…

3月21日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(6) 〈1〉「共同正犯」★★★ ◇共同正犯が成立するためには、犯罪を実行することの意思の連絡が必要であるが、事前に打ち合わせることは、必ずしも必要でない(○) ◇2人以上の者が同時に、同一の客体を目掛けて同一の犯罪行為を行えば、各…

3月20日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「被疑者の勾留」★★★ ◇被疑者の勾留とは、逮捕された被疑者の身柄を継続して拘束するための裁判及びその執行をいう(○) ◇勾留は、被疑者が逮捕されている場合に限られ、任意捜査で在宅中の者をいきなり勾留することはできない(○) …

3月19日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。6.送致 ・この分野では「被疑者の勾留」が★★★、「微罪処分」が★です。 ・被疑者の勾留の実質的要件は、繰り返し出題されているところなので、確実に憶えて欲しい。 ・被疑者の勾留期間は、検察官が勾留を請求した時から起算されること…

3月18日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈7〉「還付、仮還付」★★ ◇還付とは、押収物について留置の必要がなくなった場合に、押収を解いて原状を回復することをいう(○) ◇押収物の還付先は、原則とて被押収者であるが、例外として、その物が盗品等であるときで被害者に還付す…

3月17日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈6〉「令状の提示」★★ ◇捜索・差押えの際の令状の提示は、相手方に記載内容を閲読、認識しうるような状態・方法でなされる必要がある(○) ◇令状提示の際、相手方が閲読を拒絶した場合はそのまま令状の執行に着手できる(○) ◇令状提示の…

3月16日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈5〉「他事件の証拠品の押収」★★ ◇令状による捜索・差押えの際に、令状記載以外の証拠物を発見した場合、「差し押さえるべき物」として令状に記載されてない以上、その令状によって差し押さえることはできない(○) ◇「逮捕の現場」で…

3月14日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(5) 共犯(2) 以下は、この分野での出題頻度の高いものからみた重要項目です。★★★に挙げた項目は、意義、要件などの知識問題が中心で、★★で挙げた項目では、事例問題が多く出題されています。「承継的共同正犯」★については、典型例を…

3月13日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈4〉「夜間の捜索・差押え」★★ ◇令状に夜間でも捜索・差押えができる旨の記載があれば夜間の捜索・差押えができる(○) ◇夜間執行できる旨の記載がない自動車に対する捜索・差押許可状で、日没後、屋外駐車場にある自動車の捜索・差押…

3月12日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇身体検査を拒否した者に対しては、間接強制のみならず直接強制の措置をとり得る(○) ◇「逮捕の現場」では、令状がなくても身体検査できる(○) →220条1項2号の「検証」には身体検査も含まれる ◇身体を拘束されている被疑者の指紋・足型…

3月11日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈3〉「身体検査」★★★ ◇身体検査とは、生きている人の身体について、その形状、状態を認識すること(背中の大きなあざなど)を目的とする処分である(○ー検証としての身体検査・218条1項後段) ◇身体につき、日常の状態のまま、ただ単に外…

3月10日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉「検証」★★★ ◇検証とは、事実確認のため、場所、物又は人について、その存在、形式、作用を五官の働きによって感知する強制処分をいう(○) ◇検証は強制処分であるから、検証を行う場合には、必ず裁判官の発する令状が必要である(×…

3月9日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇令状なくして差押えが許されるのは、逮捕の基礎となった被疑事実に関するものに限られる(○) ◇令状なくして差押えが許されるのは、逮捕に着手した場所及び逮捕を完了した場所だけで、逮捕のために追跡した場所は許されない(×) →「逮捕…

3月7日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(4) 共犯(1) (1)犯罪にかかわる人物が二人以上登場すれば、必ず共犯関係を検討しなければならず、十分に理解しておかなければならない分野である。 (2)出題数も刑法の中で最も多い。 (3)出題形式も、知識問題・事例問題が満遍なく出題…

3月6日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉「令状によらない捜索・差押え」★★★ ◇捜査機関は、被疑者を逮捕する場合(通常逮捕、緊急逮捕、現行犯逮捕)に必要があるときは、(1)人の住居等に入って被疑者を捜索すること、(2)逮捕の現場で捜索・差押えをすることができる(○) ◇…

3月5日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇犯罪の捜査をするについて必要があるときは、裁判官の発する令状により、捜索・差押えをすることができるが、令状請求に際しては、被疑者が罪を犯したと思料されるべき資料を提出しなければならい(○) ◇ここにいう「嫌疑性」は、通常…

3月4日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇捜索・差押えをした未現像のままのフィルムを現像する場合には、新たに検証許可状を得る必要がある(×) →改めて検証許可状不要とするのが判例 ◇令状によって、捜索・差押えを行うに際し、必要な限度において建造物の扉、錠を破壊する…

3月3日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉「令状による捜索・差押え」★★★ ◇捜索・差押えの執行中は、何人に対しても、許可を得ないでその場所に出入りすることを禁止することができる(○) ◇令状による捜索・差押えを行うに当たり、立入禁止措置をとったが、その令状の効果…

3月2日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。5.物に対する強制捜査 ・この分野では、「令状による捜索・差押え」「令状によらない捜索・差押え」「検証」「身体検査」が★★★です。 ・次に、「夜間の捜索」「他事件の証拠品の押収」「令状の呈示」「還付、仮還付」が★★です。 ・刑…

2月28日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(3) 未遂(障害未遂、中止未遂、予備・陰謀) 〈1〉この分野での出題傾向は、知識問題(障害未遂、中止未遂、予備・陰謀などのそれぞれの意義、要件)、事例問題(特に中止犯)、各犯罪の実行の着手に関する問題に分類できる。知識問題は知…