2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月27日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇司法巡査が、一般私人から現行犯人の引渡しを受けた場合には、直ちに司法警察員のもとに引致しなければならない(×) →司法巡査が一般私人から現行犯人の引渡しを受けた場合、逮捕者の氏名や住居及び逮捕の理由などを聴き取り、速やか…

2月26日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇弁解の機会を与えている最中に、被疑者が自発的に犯罪事実について自供を始めた場合は、そのまま供述の内容を弁解録取書に録取すべきである(×) →被疑者供述調書を作成しなければならない(犯捜規範134条) ◇指名手配被疑者を逮捕し、手…

2月25日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈4〉逮捕後の手続★★★ ◇引致を受けた司法警察員は、被疑者に弁解の機会を与えて弁解録取書を作成するが、弁解の聴取は、単に被疑者の弁解を聴くだけで積極的に供述を求めるものではないので、供述拒否権の告知は不要である(○) ◇被疑者…

2月24日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈3〉たぐり捜査★★★ ◇警察官が挙動不審者を発見して職務質問しているうちに犯罪の嫌疑を深め追求した結果、わずか20メートル先の住宅から現金を盗んだことを自供し、裏付け捜査をしたところ、罪を行い終わって間がない窃盗犯人である…

2月23日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉逮捕状の緊急執行★★★ ◇逮捕状の緊急執行の前提条件は、既に発せられている逮捕状を現実に所持していないこと、急速を要するときであることの二つである(○) ◇被疑者を緊急執行により逮捕した場合は、逮捕後できる限り速やかに被疑…

2月21日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(2) 故意・過失、錯誤(2) 事実の錯誤の事例問題 ◇Aを殺すつもりでAを狙って発砲したところ、手元が狂って傍らにいたBに当たり、Bが死亡した。この場合、Bについて殺人罪が成立する(○) ◇Aを殺すつもりでその背後から発砲したところ、銃…

2月20日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇現行犯人とは、現に罪を行っている者はもとより、現に罪を行い終わった者も含む(○) ◇「現に罪を行い終わった」とは、犯罪行為を行い終わった瞬間又はこれに極めて接着した時間的段階をいい、通説・判例では、犯罪の証跡が明瞭なとき…

2月19日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇緊急逮捕後まだ逮捕状請求の手続をとる前に逮捕の必要性がなくなったため、逮捕被疑者を釈放したときも、逮捕状請求の手続をとることが必要である(○) ◇緊急逮捕する場合には、被疑者に対しその理由を告げる必要があるが、その理由と…

2月18日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。◇死刑又は無期若しくは長期3年以上の懲役・禁錮に当たる罪を犯したことを疑うに足りる十分な理由がある場合であれば、直ちに緊急逮捕できる(×) →210条1項 ◇最高刑が3年である場合は「長期3年以上」に含まれるから、刑法95条の公務執行…

2月17日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉各種逮捕の要件★★★ ◇通常逮捕の要件としては、「逮捕の理由」と「逮捕の必要性」のうちどちらかが備わっていればよい(×) →両方必要 ◇逮捕の必要性の有無は、被疑者の年齢・境遇その他諸般の事情に照らし、被疑者が逃亡及び罪証隠…

2月16日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。4.逮捕 この分野では、「各種逮捕の要件」、「たぐり捜査」、「逮捕状の緊急執行」、「逮捕後の手続(弁護人選任権の告知・弁解の機会・弁解録取書)」が★★★です。次は、「逮捕状の効力」、「同一事実による再逮捕」が★★です。「軽微犯…

2月14日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(1) 故意・過失、錯誤(1) 〈1〉故意と過失については、知識問題しか出題されていない。故意・過失の意義、それぞれの種類(概括的故意、択一的故意、未必の故意、認識のある過失、認識のない過失、業務上の過失、重大な過失)を整理し、…

2月12日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈3〉供述調書の作成、実況見分★ ◇被疑者の供述を調書に録取するか否かは、刑訴法上は取調官の自由であるが、犯罪捜査規範は原則として調書を作成すべきとする(○) ◇被疑者は、調書への署名押印を拒むことはできない(×) →198条5項ただ…

2月11日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉任意出頭と取調べ、公務所等への照会、任意同行★★ ◇任意出頭を求められた被疑者は自分の判断で出頭を拒んでもよく、いったん出頭してもその後いつでも退去できる(○) ◇捜査をするためには、公務所等に照会して必要な事項の報告を…

2月10日「今日の模擬試験」配信分メッセージ

こんにちは。水野です。〈1〉供述拒否権の告知★★★ ◇任意取調べをする場合でも、被疑者に供述拒否権を告知しなければならない(○) ◇勾留中の被疑者を取り調べる場合、他の事件の参考人として取り調べる場合であっても、供述拒否権を告げなければならない(×) →…

2月9日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。3.任意捜査 この分野で圧倒的に出題率の高いのは、「供述拒否権の告知」の問題(★★★)です。次に、「任意出頭と取調べ」、「任意同行」、「公務所等への照会」(★★)と続きます。「供述調書の作成」、「実況見分」「領置」(★)も要注意です…

2月7日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「行政法」学習上の注意点(14) 警職法6条の立入(2) 〈4〉公開場所の意義、すなわち「興行場、旅館、料理屋、駅その他多数の客の来集する場所」も選択肢の一つとしてよく出題されているので注意。 〈5〉公開場所への立入りの要求に対して、相手方は正当な理由…

2月6日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉司法警察職員と検察官の関係★★ ◇司法警察職員と検察官は、それぞれ独立の捜査機関であり、互いに協力関係にある(○) ◇検察官の司法警察職員に対する一般的指示は、捜査を適正にしその他公訴の遂行を全うするために必要な事項に関…

2月5日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。2.捜査機関 この分野では、まず、「司法警察員だけに与えられている権限」、次に、「司法警察職員と検察官の関係」の出題率が高い 〈1〉司法警察員だけに与えられている権限★★★ ◇事件の送致、告訴・告発・自首の受理、代行検視(○) ◇緊…

2月4日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈3〉自首★★ ◇犯罪事実及び犯人が誰であるかは判明しているが、単に犯人の所在だけが不明である場合に出頭した場合であっても、自首に当たる(×) →自首であるためには、捜査機関に犯罪事実又は犯人が知られていないことが必要 ◇警察官…

2月3日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。〈2〉検視★★ ◇検視とは、変死者又は変死の疑いのある死体について、その死体が犯罪に起因する者であるかどうかを判断するため、五官の作用により死体の状況を見分する処分である(○) ◇検視の権限は検察官のみが有するが、検察官は、司…

2月2日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑訴法の「捜査の端緒」からの出題で最も多いのは、何といっても、告訴(問3)です。次に検視、自首と続きます。これについて実際に出題された過去問題は、「法学基礎問題」(6月7日〜7月12日)でとりあげています。 刑訴法 1.捜査の端緒 …

1月31日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「行政法」学習上の注意点(13) 警職法6条の立入り(1) 〈1〉危険時の立入りの要件は長いので、(1)危険な事態の発生、(2)生命等への危害の切迫、(3)危害予防等の目的、(4)やむを得ないと認めるとき、と整理すると憶えやすい。 〈2〉危険時の立入りは即時強制で…

1月30日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。現住建造物等放火罪の成立要件(2) →現に人がいる ◇放火の際、犯人以外の者が現実に居合わせることをいう(○) ◇居住者全員を殺した上でその家屋に放火すると、現住建造物放火罪に当たる(×) →放火して ◇客体の燃焼を惹起させる行為を行う…

1月29日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。現住建造物等放火罪(問5)の成立要件(1) 〈1〉現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物等を 〈2〉放火して 〈3〉焼損すること →現に人が住居に使用 ◇「人」とは、犯人以外の者をいう(○) ◇犯人の妻子その他の家族は、「人」に含まれ…

1月28日の「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。憲法14条の法の下の「平等」の意義(問3) →形式的平等と同時に実質的平等を保障 →形式的平等とは、人の現実の様々な差異を一切捨象し原則的に一律平等に取り扱うこと、機会の均等 →実質的平等とは、人の現実の差異に着目しその格差是正…