2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5月29日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

「刑法(総論)」学習上の注意点(8) 6.共犯 ⇒この分野は、出題も多く、十分な準備が必要である。共同正犯をはじめとする「共犯」のそれぞれについて、その意義・要件を問うもの、具体的事例で問うものとが半々であり、知識だけでなくその知識を理解しているか…

5月28日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。論文問題 刑訴法〈5〉警ら中のA巡査部長は、不審者甲を職務質問したところ、甲が着衣のポケットから小さい紙包みを投げ捨てて逃げ出したことから、これを拾うとともに、更に追跡して職務質問を続けた。すると、甲の言動があいまいであ…

5月27日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。行政法〈21〉 次は、警察許可についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)許可は、特定の行為について、これを無制限にすれば公共の利益を害すると考えられる場合に、一般的には禁止した上で、特定の場合にこれを解除し、適法に行うこ…

5月26日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。憲法〈21〉次は、国会についての記述であるが、正しいのはどれか。 (1)内閣は、国会の臨時会の召集を決定できる。いずれかの議院の総議員の5分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。 (2)両議院は、各々…

5月25日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑訴法〈21〉 次は、通常逮捕についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)「逮捕の理由」とは、一般には「被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があること」である。これに対して、「逮捕の必要性」については、逃亡のおそ…

5月24日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑法〈21〉 次は、無銭飲食が詐欺罪として成立する場合の記述であるが、誤りはどれか。 (1)初めから飲食代金を支払う意思がなかったときは、1項詐欺罪が成立する。 (2)初めは飲食代金を支払う意思があったが、飲食後に口実を設けて店…

5月22日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

「刑法(総論)」学習上の注意点(7) 5.未遂犯 まず、未遂犯の種類を押さえておくとともに、特に中止未遂について、「任意性」の要件を具体的事例の中で判断できるようにしておく必要がある。また、実行の着手についても、その意義である、構成要件的結果発生の…

5月21日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。論文問題 刑法〈5〉正当防衛と緊急避難の差異について簡記しなさい。答案構成例 1.正当防衛の意義 2.緊急避難の意義 3.正当防衛と緊急避難の差異1.正当防衛の意義 →正当防衛とは、急迫不正の侵害に対し、自己又は他人の権利を防衛する…

5月20日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。行政法〈20〉 次は、警察官職務執行法7条に規定する「人に危害を加える武器の使用要件」についての記述であるが、綾余りはどれか。 (1)人に危害を与える使用の要件は、人に危害を与えない使用の要件に加えて、正当防衛、犯人の逮捕等…

5月19日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。憲法〈20〉 次は、憲法35条に規定する住居、所持品等の不可侵についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)本条は、住居の不可侵を保障すると同時に公権力によって住居が侵害される場合の要件を併せ規定したものであるが、これは刑事手…

5月18日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑訴法〈20〉 次は、告訴についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)親告罪について、共犯の一人又は数人に対してした告訴は、他の共犯者に対してもその効力を生ずる。 (2)親告罪については、告訴が訴訟条件であることから、告訴権者…

5月17日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑法〈20〉 次は、公務執行妨害罪についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)公務執行妨害罪が成立するための暴行は、直接公務員の身体に対して加えられることは必ずしも必要ではなく、物に対して加えられ暴行でもそれによって積極的…

5月15日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

「刑法(総論)」学習上の注意点(6) 4.責任 (責任能力) ◇心神喪失者は、責任( )として、その行為は処罰されない。 →無能力者、○ ◇責任能力の有無は、( )を基準とする。 →行為時、○ ◇責任能力のある者が、故意・過失によって自ら心神喪失を招き、その状態におい…

5月14日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。論文問題 行政法〈5〉住民の直接請求について簡記しなさい。答案構成例 1.直接請求の意義 2.直接請求の種類 3.直接請求の手続1.直接請求の意義 →直接請求とは、地方公共団体の住民が、地方行政の組織や運営について、直接その意思を表…

5月13日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。行政法〈19〉 次は、警察法に規定されている「援助の要求」についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)援助の要求をするのは、事柄の性質上、管理機関である都道府県公安委員会とされる。 (2)援助の要求の対象についての規定はないが…

5月12日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。憲法〈19〉 次は、内閣総理大臣の地位・権限についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)内閣を代表すること (2)衆議院及び参議院に出席すること (3)国務大臣を任命すること (4)行政各部を指揮監督すること (5)条約を締結すること⇒『…

5月11日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑訴法〈19〉 次は、捜索・差押え手続等についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)会社の事務所について捜索・差押えを行う場合、執務中の社員等に対し、立会人以外は捜索・差押えの執行中、室外に退去させることができるほか、外部…

5月10日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑法〈19〉 次は、住居侵入罪が成立するものを挙げたものであるが、誤りはどれか。 (1)JR駅構内の出札口ホールに、ダフ屋行為をする目的で立ち入る行為 (2)家出中の息子が父親の物を盗むつもりで、無断で父親の住居に入る行為 (3)喫茶…

5月8日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

「刑法(総論)」学習上の注意点(5) 4.責任 ⇒錯誤については事例形式の出題が圧倒的に多い。客体の錯誤・方法の錯誤を具体例を通して理解しておくべきである。責任能力は、心神喪失者と心神耗弱者の意義と法律上の効果を押さえておくことが重要である。故意・…

5月7日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。論文問題 憲法〈5〉公務員の基本的人権について述べなさい。答案構成例 1.公務員と基本的人権 2.政治的行為の制限 3.労働基本権の制限 4.営利企業等への従事制限1.公務員と基本的人権 (1)公務員の人権享有主体性 →憲法は、国民に基本…

5月6日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。行政法〈18〉 次は、地方自治についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)地方自治法により認められている住民の権能には、条例の制定改廃請求、監査請求、議会の解散請求、長の解職請求、住民監査請求がある。 (2)一つの地方公共団体…

5月5日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。憲法〈18〉 次は、国会議員の不逮捕特権についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)院外における現行犯罪によって会期中国会議員が逮捕された場合に、その所属議院は、当該会期中は釈放を要求することはできないが、次の会期において…

5月4日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑訴法〈19〉 次は、逮捕被疑者の引致を受けた司法警察員の措置についての記述であるが、誤りはどれか。 (1)犯罪事実の要旨及び弁護人選任権の告知をしなければならない。 (2)留置の要否を判断し、釈放しないときは、48時間以内に検察…

5月3日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。刑法〈18〉 甲は、10歳の息子に、金品を窃取してこない場合は、げんこつや平手で殴打したり、足蹴りしたりなどして金品を盗ませた。窃盗罪について甲の行為は、次のうちどれに当たるか。 (1)教唆犯 (2)従犯 (3)間接正犯 (4)共同正犯 (…

5月1日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法(総論)」学習上の注意点(4) 3.違法性阻却事由 ⇒この分野からの出題は、正当防衛と緊急避難が中心であるが、これ以外の違法性阻却事由である「法令による行為」(35条前段)、「正当な業務による行為」(35条後段)についてもその意義・概念を憶えておく必…

4月30日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。論文問題 刑訴法〈4〉 A女から、「強姦を受けた」という110番通報があり、B警部補らは4人で現場に向かった。同女から、犯人の人相、着衣を聞いて現場付近を検索中、発生から40分後、C巡査部長が人相着衣の酷似した甲を現場から500メー…