6月27日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(20)
〈6〉「観念的競合」★★★
◇観念的競合とは、1個の行為が数個の罪名に触れる場合をいい、刑を科する上では、一罪として扱われ、その数個の罪のうち最も重い罪について定められた刑で処断する(○)
◇観念的競合における「一個の行為」とは、法的評価を離れた自然的観察のもとで、行為者の動態が社会的見解上1個のものと評価を受ける場合をいう(○)
◇人を逮捕監禁し、これを脅迫して財物を喝取した場合は、逮捕監禁罪と恐喝罪との観念的競合である(×)
→牽連犯

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