7月4日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

「刑法」学習上の注意点(21)
〈6〉観念的競合★★★
◇放火して死体を損壊した場合、放火罪と死体損壊罪の牽連犯である(×)
→観念的競合
◇殺意をもって女子を強姦し死亡させた場合、強姦致死罪と殺人罪の観念的競合である(○)
◇強盗強姦殺人の意思で女子を強姦し殺害した場合、強盗強姦罪と強盗殺人罪の観念的競合である(○)
◇他人の財産を保管してその信託事務を処理していた者が、自己の利益をはかる目的で、ほしいままにその財産を処分した場合、背任罪と横領罪の併合罪である(×)
→観念的競合

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