3月22日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

行政法〈61〉
次は、訓令についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)法令上ある行政機関が他の行政機関に対して指揮権を有する場合に、指揮をする上級行政機関が、指揮を受ける下級行政機関に対して発する命令を訓令という。
(2)訓令が有効であるためには、その内容の確定が可能であり、かつ、実現が可能であることを要する。
(3)公務員の職務に関して公務員個人に対して発せられる命令を職命令といい、訓令と区別される。
(4)訓令と職務命令とは性質を異にするが、職務命令は同時に訓令としての性質を持っている。
(5)訓令に違反して行われた行政行為は、それのみで不当となっても、違法とはならないので行政事件訴訟で争えない。

⇒一般行政法からの出題では、訓令は出題としては多い項目ではないが、一度整理しておけば試験対策としては十分であるから、「通達」と併せてその意義等を整理しておく必要がある。

正解(4)

詳しい解説はコチラへどうぞ

http://syounin.com/

はじめての行政法 第2版 (有斐閣アルマ)

はじめての行政法 第2版 (有斐閣アルマ)

行政法の基本―重要判例からのアプローチ

行政法の基本―重要判例からのアプローチ