12月15日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

〈7〉総合問題★★★
◇甲は、同居している実兄乙が不治の病で寝たきりであり、他に看病する者がいないにもかかわらず、乙の承諾を得て、乙一人を置いたまま旅に出た。保護責任者遺棄罪が成立する。
→○
→承諾は有効とはいえない
素手でけんかをしていたが、相手が突如匕首で斬りかかってきたので、そばにあった鉄パイプで反撃した。けんか闘争であるから正当防衛が成立する余地はない。
→×
→けんかの場合、一方の行為を不正の侵害とし、他方の行為をこれに対する防衛行為と見ることは困難
→しかし、相手の攻撃が質的に変化した場合は、その時点から不正の侵害を観念できる
◇五人の共同で鯉を養殖していたが、一人が他の者に無断で全部の鯉を捕獲し売却してしまった。横領罪が成立する。
→×
→共同占有者の一人が、他の共有者に無断で自己単独の占有に移せば、窃盗罪となる

http://syounin.com/

別冊ジュリスト No.186 憲法判例百選1

別冊ジュリスト No.186 憲法判例百選1

憲法 1 (有斐閣アルマ)

憲法 1 (有斐閣アルマ)