3月20日「法学基礎問題」配信分のメッセージ

行政法」学習上の注意点(10)
一般行政法
3.警察上の即時強制
⇒即時強制は、警職法の各種の手段と関連するので、注意を要する。
◇即時強制は、警察義務の履行を( )するものである。
→強制、×
→即時強制は、義務の存在を前提としない
◇即時強制の執行は、基本的人権尊重主義から、必要最小限度に用いられるべきで、( )してはならない。
→濫用、○
4.公務員の不法行為による国家賠償(国賠法1条)
国家賠償法1条は、一般行政法の中では出題される可能性が高い。損害賠償の要件・主体・求償権の行使を確認しておくだけでなく、事例問題にも対応できるように整理しておくことが望ましい。
◇休暇中の警察官が制服を着用し、不法な職務執行をしたことにより、他人に( )を与えても、公共団体に賠償責任はない。
→損害、×
→「職務を行うについて」とは、公務員が単に職務の外形を利用したにすぎない場合も含まれる
◇国家賠償が認められるためには、その職務を行った公務員について、故意又は( )があることが必要である。
→過失、○
◇国又は公共団体が損害を賠償したときは、当然、当該公務員に対し、常に( )を有する。
→求償権、×
→求償権は、当該公務員に故意又は重大な過失がある場合に限られる
5.行政不服申立て
⇒警部補試験、警部試験での出題が多い。
◇審査請求とは、処分庁又は不作為庁に対しての( )をいう。
不服申立て、×
→審査請求は、処分庁又は不作為庁以外の行政庁に対して行う不服申立てである
刑事訴訟法により警察官が行う処分については、行政不服審査法による不服申立てから( )されている。
→除外、○

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