2月8日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

行政法〈56〉
次は、地方公共団体の条例についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)法律に違反する内容の条例は無効である。
(2)地方公共団体条例制定権の根拠は憲法にあるから、法律で条例制定権を否定することはできない。
(3)公共の福祉の要請があれば、条例で基本的人権を制限することができる。
(4)条例には、各々の法律による具体的委任がない限り、罰則を設けることはできない。
(5)市町村の行政事務に関する条例で、都道府県の条例に違反する条例は無効である。

⇒一般行政法(公務員法、地方自治法を含む)からの出題では、条例は頻出である。まず、条例は法規としての性質を有し、法律の委任がなくても国民の権利・義務を制限することができることを押さえておく必要がある。また、憲法は、法律の範囲内で条例を制定できるとするが、自治法は、法令に違反しない限りとしている点に注意を要する

正解(4)

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