3月7日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ
こんにちは。水野です。
憲法<60>
次は、国会議員の不逮捕特権についての記述であるが、正しいのはどれか。
(1)会期前に逮捕された議員は、内閣の要求があれば、会期中これを釈放しなければならない。
(2)参議院の緊急集会は会期中と認められないため、緊急集会中は国会議員の不逮捕特権は認められない。
(3)議院の議場内においては、現行犯の場合は、議長の命令がなくても逮捕できる。
(4)国会議員の逮捕について、その院の許諾を求めるには、裁判所又は裁判官が令状を発する前に内閣へ要求書を提出しなければならない。
(5)会期中に逮捕された国会議員は、その院の要求があれば、内閣総理大臣の決定をもって、これを釈放しなければならない。
⇒憲法50条の「不逮捕特権」は、出題が多い項目の一つである。この特権の保障の目的は、(1)議員の身体の自由を保障し、政府の権力によって議員の職務の執行が妨げられないようにすること、(2)議院の審議権を確保すること、にある。この趣旨を押さえた上で、「会期中」、「逮捕」の意味、不逮捕特権の例外、を整理しておく必要がある。
正解(4)
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