3月17日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

刑訴法〈60〉
次の書面のうち、無条件ではその証拠能力が認められないものはどれか。
(1)公務員が職務上作成した戸籍謄本
(2)警察官の作成した実況見分調書
(3)業務の通常の過程に従って作成された商業帳簿
(4)公務員が職務上作成した前科照会に対する回答書
(5)医師が医業の通常の過程に従って作成したカルテ

⇒伝聞証拠に関しては、何と言っても、例外が重要である。条文(321条〜328条)に規定されている例外として認められるための要件は整理しておく必要がある。出題の多い書面の証拠能力については、321条と323条が重要である。書面の中には、その内容の性質上公判廷で反対尋問のテストを行うことが極めて困難もの(321条)と、その書面自体に性質上高度の信用性があり、かつ、伝聞証拠を用いる必要性が備わっている書面(323条)があるという視点を理解しておく必要がある。

正解(2)

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刑事訴訟法 第3版 (有斐閣アルマSpecialized)

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刑事訴訟法判例百選 (別冊ジュリスト (No.174))

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