3月24日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

刑訴法〈61〉
次は、令状による捜索・差押えの夜間執行の制限についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)日出前・日没後には、令状に夜間でも執行できる旨の記載がなければ、その執行のため、人の住居又は人の看守する邸宅、建造物若しくは船舶内に入ることはできない。
(2)日没前に令状の執行に着手したときは、日没後でもその処分を継続することができる。
(3)旅館、飲食店その他夜間でも公衆が出入りできる場所については、令状に夜間執行の記載がなくても時間に制限なくいつでも執行できる。
(4)夜間執行の制限にいう「夜間」とは、日没後から日出前のことで、明確を期する上から暦に従うとするのが通説である。
(5)賭博・富くじ又は風俗を害する行為に常用されると認められる場所については、令状に夜間執行の記載がなくても、日没後にその執行をすることができる。

⇒「夜間執行の制限」は、出題頻度が高い項目の一つである。まず、この制度の趣旨を押え、さらに222条3項で準用する116条と117条の文言の意義、解釈等を整理しておく必要がある。

正解(3)

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刑事訴訟法 第3版 (有斐閣アルマSpecialized)

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刑事訴訟法判例百選 (別冊ジュリスト (No.174))

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