5月10日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

行政法〈68〉
次は、警察活動の法的諸形式を説明したものであるが、誤りはどれか。
(1)「許可」は、特定の行為について、これを無制限にすれば公共の利益を害すると考えられる場合に、一般的には禁止した上で、特定の場合にこれを解除し、適法に行うことを可能とするものである。
(2)「命令」とは、警察が国民に対し、一定の行為を行うこと又は行わないことを命じ、相手方に法的義務を負わせることをいう。
(3)「行政強制」とは、行政機関がその行政目的を達成するために国民の身体、財産に直接有形力を行使することをいう。
(4)「強制執行」とは、法律により直接に又は法律に基づく行政処分により国民に課した義務を義務者が履行しないときに、強制的に実現する手段である。
(5)「即時強制」とは、行政機関が自ら義務者のなすべき行為をなし、又は第三者をしてなさしめ、その費用を義務者から徴収することをいう。

⇒本問では、行政処分の種類(許可、命令)と、行政の実効性の確保(行政強制、強制執行、即時強制)についての基礎的概念が問われている。各概念を理解し記憶しておく必要がある。頻出である。

正解(5)

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行政法概説１ 行政法総論 第４版

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