5月16日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

憲法〈69〉
次は、憲法33条の令状主義についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、かつ、理由となっている犯罪を明示する令状によらなければ逮捕されない。
(2)本条にいう「司法官憲」とは、検察官及び司法警察職員を含まず、裁判官をいう。
(3)本条にいう「現行犯」とは、現に犯罪を行い、又は現に犯罪を行い終わった者及びこれに準ずる者をいう。
(4)「犯罪を明示する」とは、逮捕の理由となっている犯罪の罪名を示せば足りる。
(5)刑事訴訟法210条の緊急逮捕については、学説上は合憲説、違憲説に分かれ、争いのあるところであるが、判例は合憲説をとっている。

⇒出題頻度の高い条文である。暗記してしまうくらい読み込んでおくべきである。趣旨を押さえるとともに、「現行犯」、「司法官憲」、「令状」、「犯罪を明示する」、「逮捕」といった文言の意味を確認しておく必要がる。

正解(4)

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憲法 第五版

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憲法〈1〉

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