6月8日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

刑法〈72〉
次は、過失犯についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)重大な過失とは、注意義務に違反し重大な結果を発生させた場合をいう。
(2)過失犯は、結果が発生しなければ、現行刑法においては処罰されない。
(3)業務上の過失とは、行為者が業務上必要な注意を怠ることによって犯罪事実を発生させた場合をいう。
(4)過失犯を処罰するのは、責任主義の例外ではない。
(5)認識のある過失とは、行為者に犯罪事実の表象はあるが、その実現について認容を欠く場合をいう。

⇒故意と過失に関する出題では、錯誤に関する出題と異なり、知識問題が中心である。過失の要件、過失の種類、を整理し覚えておけば十分であるが、「認識ある過失」と「未必の故意」の区別に関しては、理解しておく必要がある。

正解(1)

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最新重要判例250 刑法 第8版

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刑法 第三版 (図解雑学)

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