「刑法」学習上の注意点(26) 〈1〉公務執行妨害罪★★★ ◇警ら中の警察官が知人と雑談中、これに対して暴行・脅迫を加えた。公務執行妨害は成立しない(×) →特に休息したという状況のない限り、職務の執行中である ◇甲は公務執行中の警察官乙に向かってビール瓶…

こんにちは。水野です。〈6〉「盗品等に関する罪」★★ ◇甲は乙から盗品売却のあっせんを頼まれ、あっせんしたやったがその手数料を受け取らなかった場合、盗品等有償処分あっせん罪にならない(×) →「有償の処分のあっせん」(256条2項)をするとは、盗品等につ…

こんにちは。水野です。〈6〉「盗品等に関する罪」★★ ◇甲は乙から、乙が盗んだものとは知らずにパソコンを買った後、それが盗品であることを知ったが、そのまま自宅で使用していた。盗品等保管罪である(×) →保管とは、委託を受けて、本犯者のために盗品等を…

こんにちは。水野です。〈6〉「盗品等に関する罪」★★ ◇甲は乙が盗んだ大型テレビの運搬を頼まれ、これを承諾し運送費を受け取り自動車で乙方へ行ったが、乙が逮捕されていたので引き返した場合、盗品等運搬罪である(×) →運搬とは、他人のために盗品等を場所…

こんにちは。水野です。〈6〉「盗品等に関する罪」★★ ◇偽造の自動車運転免許証を情を知って偽造者から買った場合、盗品等有償譲受け罪が成立する(×) →文書偽造罪は財産罪ではない ◇窃盗の実行を決意している者を古物商に紹介し、将来窃取してくる物を一手に…

こんにちは。水野です。〈6〉「盗品等に関する罪」★★ ◇盗品等に関する罪とは、財産罪(本犯)によって奪われた財物に対する被害者の追求・回復を困難にするとともに、その本犯である財産罪にもとづいて生起した違法な財産状態の維持にあずかる犯罪である(○) ◇…