1月18日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ
こんにちは。水野です。
憲法〈3〉
次は、憲法の最高法規制についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)憲法が最高法規であることは、憲法が国法秩序の中で最も強い形式的効力をもつ法であることを意味する。
(2)憲法が最高法規であることは、憲法がその内容において、国法体系の中で最も根源的な地位を占める法であることを意味する。
(3)憲法が最高法規であることは、当然の事理であるから、日本国憲法は何らそのことについて規定していない。
(4)憲法は最高法規であるから、立法権も憲法に拘束される。
(5)憲法の最高法規制を確保するため、憲法は、天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員に憲法尊重擁護義務を課している。
⇒憲法は最高法規であり、国法秩序において最も強い形式的効力をもつ。すなわち、国法秩序は憲法を頂点として、その下に法律→命令(政令、省令等)→処分(判決を含む)という順序で、段階構造をなしている。
正解(3)
(3)誤り。
→日本国憲法は、第10章を特に「最高法規」と題して3か条(97条〜99条)を置いている。
(1)正しい。
→憲法98条
(2)正しい。
→憲法97条
(4)正しい。
→国会の立法権も憲法の下にある(段階構造)
(5)正しい。
→憲法99条
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