6月1日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ

こんにちは。水野です。

刑法〈71〉
次は、各種犯罪の成立要件についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)詐欺罪における「欺く行為」(欺罔行為)は、積極的なものであることが必要である。
(2)傷害を与える意思で人を殴打しても、傷害の結果が発生しなければ傷害罪は成立しない。
(3)放火罪の既遂時期について、判例は独立燃焼説を採っている。
(4)凶器準備集合罪の凶器には、性質上の凶器だけでなく、用法上の凶器も含まれる。
(5)賄賂罪にいう「職務に関して」とは、本来の職務行為のほか、職務と密接に関連する行為も含まれる。

⇒本問は、各種犯罪の成立要件の基本的事項を問うもので、確実に得点しなければならない問題の一つと思われる。本問を一読して、正解を導けないようであれば、基本的事項についての知識が不足していると言わざるをえない。知識を少しづつ積み上げて下さい。

正解(1)

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事例から刑法を考える 第2版 (法学教室ライブラリィ)

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刑法事例演習教材

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