6月1日「今日の模擬試験」配信分のメッセージ
こんにちは。水野です。
刑法〈71〉
次は、各種犯罪の成立要件についての記述であるが、誤りはどれか。
(1)詐欺罪における「欺く行為」(欺罔行為)は、積極的なものであることが必要である。
(2)傷害を与える意思で人を殴打しても、傷害の結果が発生しなければ傷害罪は成立しない。
(3)放火罪の既遂時期について、判例は独立燃焼説を採っている。
(4)凶器準備集合罪の凶器には、性質上の凶器だけでなく、用法上の凶器も含まれる。
(5)賄賂罪にいう「職務に関して」とは、本来の職務行為のほか、職務と密接に関連する行為も含まれる。
⇒本問は、各種犯罪の成立要件の基本的事項を問うもので、確実に得点しなければならない問題の一つと思われる。本問を一読して、正解を導けないようであれば、基本的事項についての知識が不足していると言わざるをえない。知識を少しづつ積み上げて下さい。
正解(1)
- 作者: 島田聡一郎,小林憲太郎
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2011/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: 井田良,佐伯仁志,橋爪隆,安田拓人
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2009/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (15件) を見る